73歳からのAI挑戦

AIを使い始めると、必ず出てくる疑問があります。
「ChatGPTとGeminiとCopilotは、何が違うのか」
私も最初は、どれも同じようなものに見えました。
質問を入れれば答えてくれる。文章を書いてくれる。調べものを手伝ってくれる。
そう考えると、違いがよく分かりません。
しかし、実際に使っていくと、この三つはかなり性格が違います。
簡単に言えば、次のように考えると分かりやすいです。
ChatGPTは、考えを整理し、一緒に作り上げる相談相手。
Geminiは、Googleの情報や検索、資料との連携に強いAI。
Copilotは、Word、Excel、PowerPointなどの仕事道具に入り込むAI。
つまり、どれが一番優れているかではなく、
何をしたい時に、どのAIを使うかが大事になります。
1. ChatGPTは「一緒に考える相棒」に近い
私がこのブログを書いている時、一番よく使っているのはChatGPTです。
理由は、文章を作るだけでなく、
こちらの考えを聞きながら、構成を整え、表現を磨き、記事として形にしてくれるからです。
たとえば、私は最初から完成した文章を書けるわけではありません。
「こういうことを書きたい」
「読者にはこう感じてもらいたい」
「少し品よく、でも難しすぎない文章にしたい」
このような希望を伝えると、ChatGPTはそれを受けて、文章の流れを整えてくれます。
ChatGPTの強みは、単なる回答ではありません。
対話をしながら、考えを深めていけることです。
ブログ記事、挨拶文、企画書、メール文、自治会資料、講演原稿。
こうした「人に伝えるための文章」を作る時に、とても相性が良いと感じます。
また、ChatGPTにはプロジェクト、GPTs、画像生成、資料の読み取り、調査機能などもあり、単なるチャットではなく、作業の拠点として使いやすくなっています。OpenAIはChatGPTを文章作成だけでなく、画像、ファイル、調査、音声、カスタムGPTなどを扱うAIサービスとして展開しています。
私の感覚で言えば、ChatGPTは、
机の横に座って、一緒に原稿を考えてくれる編集者に近い存在です。
2. Geminiは「Googleとつながる情報整理役」に近い
GeminiはGoogleのAIです。
Google検索、Gmail、Googleドキュメント、スプレッドシート、Googleドライブなど、Googleのサービスとの関係が深いのが特徴です。
普段からGoogle検索やGmail、Googleドキュメントをよく使う人にとっては、Geminiはかなり自然に使えるAIです。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
旅行先を調べる。
Googleドキュメントの文章を整理する。
Googleドライブの資料を確認する。
Gmailの内容を要約する。
スプレッドシートの表を読み解く。
GoogleはGeminiを、文章作成や計画づくりだけでなく、Google Workspaceの中で文書、表、スライド、メール、ドライブと連携するAIとして強化しています。2026年には、Gemini Sparkという、日常の作業を支援するエージェント機能も発表されています。
Geminiの良さは、
情報を探す、整理する、Googleの道具とつなげるところにあります。
したがって、ブログを書く前の調査、資料の下調べ、メールやGoogleドキュメントとの連携では、Geminiは便利な選択肢になります。
ただし、文章の味わいや、こちらの思いを丁寧に汲み取って長い記事に仕上げる作業では、私の場合はChatGPTの方が使いやすいと感じています。
Geminiは、
Googleの大きな机の上で、情報を集めて整理してくれる案内役という印象です。
3. Copilotは「Microsoft Officeの中にいる実務補助員」に近い
CopilotはMicrosoftのAIです。
最大の特徴は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、Microsoft 365の中で使えることです。
たとえば、会社員や自治会役員がよく使う作業には、次のようなものがあります。
Wordで文書を作る。
Excelで会計表や名簿を整理する。
PowerPointで説明資料を作る。
Outlookでメールを書く。
Teamsで会議内容をまとめる。
Copilotは、こうしたMicrosoftの仕事道具の中で使うAIとして設計されています。Microsoft 365 Copilotは、Word、Excel、PowerPointなどの文書、プレゼンテーション、データ作業を支援するAIとして説明されています。
また、MicrosoftはCopilotの機能を継続的に更新しており、2026年にもOutlook、Word、PowerPoint、Excel、Copilot Notebooks、Planner Agentなどで機能改善が行われています。
Copilotの強みは、
すでにあるWord、Excel、PowerPointの作業を助けてくれることです。
たとえば、自治会の会計資料をExcelで整理する。
総会資料をWordで作る。
公民館への提案資料をPowerPointにする。
こうした作業では、Copilotは非常に実務的です。
つまりCopilotは、
会社や自治会の事務机にいる、Office作業の補助員と考えると分かりやすいです。
4. 三つの違いを一言で言うと
三つのAIを、私なりに一言で整理すると、こうなります。

| AI | 得意なこと | 向いている人 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 考えを整理し、文章や企画を一緒に作る | ブログ、企画書、相談、学習をしたい人 |
| Gemini | Googleの情報や資料とつなげて調べる | Google検索、Gmail、Googleドキュメントをよく使う人 |
| Copilot | Word、Excel、PowerPointの作業を助ける | Microsoft Officeで仕事や資料作成をする人 |
この表を見ると分かるように、三つは競争相手であると同時に、役割が違います。
包丁、フライパン、炊飯器のどれが一番優れているかを比べても意味がありません。
料理によって使う道具が違うように、AIも目的によって使い分けるものです。
5. 初心者はどれから使えばいいのか
では、AI初心者はどれから使えばよいのでしょうか。
私の答えは、まずはChatGPTです。
理由は、最初に必要なのは高度な機能ではなく、
AIに相談する感覚を身につけることだからです。
AIは、命令すればすぐ完璧な答えを出す魔法の道具ではありません。
むしろ、こちらの考えを伝え、やり取りをしながら、少しずつ良い形にしていく道具です。
その練習には、ChatGPTが向いています。
たとえば、次のように使えます。
「この文章を分かりやすく直してください」
「ブログ記事の構成を考えてください」
「自治会の案内文を丁寧な表現にしてください」
「この内容を高齢者にも分かるように説明してください」
こうした使い方を重ねると、AIとの会話のコツが分かってきます。
そのうえで、Googleの資料やメールと連携したいならGemini。
WordやExcel、PowerPointの作業を効率化したいならCopilot。
この順番で考えると、無理がありません。
6. 私の場合の使い分け
私の場合は、今のところ次のように考えています。
ブログ記事を書く時はChatGPT。
Googleドライブや資料整理ではGeminiも検討。
Word、Excel、PowerPointの実務資料づくりではCopilot。
特に、私が取り組んでいる「73歳からのAI挑戦ブログ」では、ChatGPTが中心です。
なぜなら、このブログは単なる情報記事ではなく、
私自身の経験、迷い、学び、発見を読者に伝えるものだからです。
そのためには、文章の流れ、読者への語りかけ、表現の温度感が大事になります。
ChatGPTは、その部分を一緒に考える相棒として非常に頼りになります。
一方で、自治会DXやAI活用の提案資料を作る段階では、Copilotの出番も増えると思います。
Excelの会計資料、Wordの提案書、PowerPointの説明資料。
こうした実務文書では、Microsoft 365との相性が重要になるからです。
また、Googleドライブに資料を蓄積し、それをAIで活用していく場面では、Geminiの活用も十分に考えられます。
つまり、これからは一つのAIだけに頼るのではなく、
目的に応じてAIを使い分ける時代になっていくのだと思います。
7. 注意したいこと
ただし、どのAIにも共通して注意点があります。
AIの答えは、いつも正しいとは限りません。
特に、法律、医療、税金、補助金、制度、最新情報などは、必ず確認が必要です。
また、個人情報や自治会の内部資料を扱う場合には、入力してよい情報かどうかを慎重に考える必要があります。
AIは便利ですが、最終判断をするのは人間です。
これは、AIを怖がるという意味ではありません。
むしろ、上手に使うための基本姿勢です。
AIを使いこなす人とは、AIに丸投げする人ではありません。
AIの力を借りながら、自分の経験と判断で仕上げていく人です。
8. まとめ|AIは「選ぶ」より「使い分ける」
ChatGPT、Gemini、Copilot。
この三つは、どれも便利なAIです。
しかし、役割は少しずつ違います。
ChatGPTは、考えを整理し、文章や企画を一緒に作る相棒。
Geminiは、Googleの情報や資料とつながる案内役。
Copilotは、Word、Excel、PowerPointの中で働く実務補助員。
大切なのは、どれが一番かを決めることではありません。
自分が何をしたいのか。
文章を書きたいのか。
情報を調べたいのか。
資料を作りたいのか。
表を整理したいのか。
目的が分かれば、使うAIも自然に見えてきます。
73歳からAIを学び始めて感じるのは、AIは若い人だけの道具ではないということです。
むしろ、長年の経験を持つ世代こそ、AIを使うことで、自分の知識や思いをもう一度社会に届けることができます。
AIは難しいものではありません。
まずは一つ使ってみる。
分からなければ聞いてみる。
うまくいかなければ、もう一度頼み方を変えてみる。
その繰り返しの中で、AIは少しずつ、自分の仕事や暮らしに合った相棒になっていきます。
私自身も、まだ学びの途中です。
しかし、ChatGPT、Gemini、Copilotの違いが少し分かってくると、AIの世界が一段広く見えてきます。
これからは、AIを怖がる時代ではなく、
自分の目的に合わせて、AIを選び、使い分ける時代です。

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