73歳からのAI挑戦ブログ

ChatGPTを使い始めると、最初は「質問すれば答えてくれる便利な道具」という印象を持ちます。
ブログ記事の相談もできます。
メール文の作成もできます。
資料の要約もできます。
分からない言葉を調べることもできます。
それだけでも十分に便利です。
ところが、少し使い慣れてくると、次のようなことを感じるようになります。
「毎回、同じ説明をするのが面倒だな」
「私のブログの方針を、いつも分かっていてくれたらいいのに」
「自治会の資料づくりに合った答え方をしてくれたら助かるのに」
このような時に役立つのが、GPTsです。
GPTsとは、簡単に言えば、目的に合わせて作る、自分専用のChatGPTです。
普通のChatGPTが「何でも相談できる総合窓口」だとすれば、GPTsは「ブログ相談員」「自治会資料作成係」「文章校正係」のように、役割を決めて使うAIです。
難しいプログラミングをするというよりも、
「このAIには、こういう役割で答えてほしい」
「この資料を参考にしてほしい」
「この文体で返事をしてほしい」
という決まりを、あらかじめ与えておく仕組みです。
GPTsは、普通のChatGPTと何が違うのか
普通のChatGPTは、その場その場で質問に答えてくれます。
もちろん、それだけでも十分に役立ちます。
しかし、毎回最初から説明しなければならないことがあります。
たとえば私の場合なら、
「73歳からAIに挑戦しているブログです」
「読者は、AI初心者やシニア世代です」
「文章は上品に、でも堅苦しくなりすぎないように」
「自治会の資料は、役員や行政担当者にも伝わるように」
こうした前提を、毎回説明するのは意外と手間です。
GPTsでは、このような前提をあらかじめ設定しておくことができます。
つまり、GPTsは単なる質問箱ではありません。
自分の目的に合わせて調整した相談相手になります。
GPTsを一言で言えば「役割を持ったAI」
GPTsを理解するには、難しい専門用語よりも、次のように考えると分かりやすいと思います。
普通のChatGPTは、総合案内所。
GPTsは、専門の担当者。
たとえば、市役所には住民課、福祉課、防災担当、地域振興課があります。
どの窓口も同じ市役所の中にありますが、担当する仕事は違います。
GPTsも、それに似ています。
ブログを書くためのGPTs。
自治会資料を整理するためのGPTs。
SNS投稿を考えるためのGPTs。
文章を品よく整えるためのGPTs。
このように目的別に分けることで、AIとのやり取りがぐっと楽になります。
ブログでGPTsを使うと何ができるのか
ブログ運営では、GPTsはとても相性がよいと感じています。
ブログは、単発の記事を書いて終わりではありません。
テーマを決める。
読者像を考える。
記事の構成を作る。
本文を書く。
タイトルを整える。
アイキャッチ画像の文字を考える。
メタディスクリプションを書く。
過去記事との重複を避ける。
次の記事への流れを作る。
こうした作業を、毎回行う必要があります。
そこで、ブログ専用のGPTsを作っておくと、次のような使い方ができます。
「73歳からのAI挑戦ブログ」の方針を踏まえて、記事案を出してもらう。
読者がAI初心者であることを前提に、専門用語をやさしく説明してもらう。
文章が冗長になっていないか確認してもらう。
記事ごとの重複を避けながら、ロードマップに沿って展開してもらう。
WordPressに貼り付けやすい形に整えてもらう。
これは、単に文章を書いてもらうというより、ブログ編集者を一人そばに置く感覚に近いものです。
特に私のように、ブログを学びながら進めている者にとって、これは大きな支えになります。
自治会でGPTsを使うと何ができるのか
GPTsは、ブログだけでなく自治会活動にも使えます。
自治会には、実に多くの資料があります。
総会資料。
予算書。
決算書。
行事計画。
役員会資料。
防災関係資料。
敬老会の案内。
ふるさとまつりの資料。
公民館との打ち合わせメモ。
こうした資料は、一つひとつは大切です。
しかし、年月が経つと、探すだけでも大変になります。
また、新しい役員が引き継いだ時に、過去の経緯が分からず、同じことを何度も確認することがあります。
自治会用のGPTsを作れば、たとえば次のような使い方が考えられます。
過去の行事資料をもとに、今年の案内文を作る。
総会資料の文章を、分かりやすく整える。
予算の説明文を、住民向けにやさしく書き直す。
公民館や行政に提出する提案書の下書きを作る。
役員会で使う議題案を整理する。
行事後の反省点を、次年度への引き継ぎ文書にまとめる。
自治会活動では、経験者の記憶に頼っている部分が多くあります。
「あの時はこうした」
「去年はこの形で進めた」
「この行事は、ここに注意が必要だった」
こうした経験を文章にして残し、GPTsに活用させることができれば、自治会運営の引き継ぎはかなり楽になるはずです。
GPTsは「人の代わり」ではなく「経験を使いやすくする道具」
ここで大事なのは、GPTsを人の代わりと考えないことです。
自治会でも、ブログでも、最終的に判断するのは人間です。
AIが勝手に方針を決めるわけではありません。
地域の事情を肌で感じるのも、人間です。
読者に何を伝えたいかを決めるのも、人間です。
GPTsは、その人間の判断を助ける道具です。
特にシニア世代にとって大事なのは、これまでの経験です。
長く仕事をしてきた経験。
地域活動を続けてきた経験。
人との関係で学んできた感覚。
失敗しながら身につけた段取り。
これらは、若い人には簡単に真似できない財産です。
GPTsは、その経験を文章化し、整理し、次の仕事に使いやすくしてくれます。
つまり、GPTsは「AIが人間を超える」という話ではありません。
むしろ、人間が積み重ねてきた経験を、もう一度使える形に整えてくれる道具なのです。
プロジェクトとGPTsの違い
ここで、少し混乱しやすい点があります。
ChatGPTには「プロジェクト」という機能もあります。
そして今回のテーマである「GPTs」もあります。
どちらも便利ですが、役割が少し違います。
プロジェクトは、作業場所です。
ブログなら、記事、企画書、画像方針、過去のやり取りをまとめておく場所です。
自治会なら、資料、会議メモ、行事計画などを一つの場所に整理しておくイメージです。
一方、GPTsは、役割を持ったAIです。
ブログ編集者のように振る舞う。
自治会資料係のように振る舞う。
文章校正担当のように振る舞う。
つまり、
プロジェクトは「資料と作業を置く部屋」
GPTsは「その部屋で働く担当者」
このように考えると分かりやすいと思います。
私は今後、ブログではプロジェクトを作業の土台にしながら、GPTsを目的別の相談役として使っていく形がよいのではないかと考えています。
GPTsを作る時は、準備が大切
ここまで読むと、
「それなら、自分もブログ用GPTsや自治会用GPTsを作ってみたい」
と思う方もいるかもしれません。
ただし、ここで一つ大事な注意があります。
GPTsは、作ればすぐに何でも正確に答えてくれる魔法の箱ではありません。
よいGPTsを作るには、最初にいくつか決めておくことがあります。
何のために使うGPTsなのか。
ブログ用なのか、自治会資料用なのか、文章校正用なのか。
どのような資料を参考にさせるのか。
古い資料と新しい資料をどう区別するのか。
個人情報を入れないようにするにはどうするのか。
どこまでAIに任せ、どこから人間が確認するのか。
特に、知識ファイルとして資料を入れる場合には注意が必要です。
資料が整理されていなかったり、同じ内容の資料が何度も入っていたり、古い情報と新しい情報が混在していたりすると、GPTsの答えも不安定になります。
また、表や画像ばかりの資料、手書きに近い資料、結論がはっきり書かれていないメモなどは、AIが読み取りにくい場合もあります。
つまり、GPTsは便利ですが、資料の入れ方によって答えの質が変わります。
この点はとても大事なので、この記事では詳しい作成手順には踏み込みません。
次回以降で、GPTsを作る前に決めておくこと、知識ファイルの考え方、ブログ用GPTsや自治会用GPTsの作り方を、順を追って整理していきたいと思います。
73歳からでも、GPTsは使えるのか
では、73歳からでもGPTsは使えるのでしょうか。
私は、十分使えると思います。
むしろ、シニア世代にこそ向いている面があります。
なぜなら、GPTsに与える材料は、単なる知識ではなく、経験だからです。
長年の仕事の経験。
地域活動の経験。
人に説明してきた経験。
失敗して学んだ経験。
段取りを組んできた経験。
これらをAIに伝えることで、GPTsは自分に合った相談相手に近づいていきます。
若い人は操作に慣れるのが早いかもしれません。
しかし、AIに何をさせるかを考えるには、人生経験が役立ちます。
AI時代に大切なのは、キーボードを速く打つことだけではありません。
何を目的に使うのか。
誰のために使うのか。
どのような形で役立てるのか。
そこを考えられる人ほど、AIを深く使えるのだと思います。
まず考えたい三つのGPTs

私がこれから作るなら、まずは三つのGPTsを考えます。
一つ目は、ブログ編集GPTsです。
「73歳からのAI挑戦ブログ」の方針に沿って、記事構成、本文、見出し、メタディスクリプション、アイキャッチ文字案まで支援してくれるものです。
二つ目は、自治会資料GPTsです。
総会資料、行事案内、予算説明、提案書、引き継ぎ資料などを、分かりやすく整えるためのものです。
三つ目は、文章校正GPTsです。
冗長な文章を整え、品のよい文章に直し、読み手に伝わる文章へ仕上げてくれるものです。
この三つがあれば、ブログ、自治会、対外的な提案書づくりにかなり役立つと思います。
最初から高度なAIシステムを目指す必要はありません。
まずは、日々の作業を少し楽にする。
次に、文章の質を上げる。
そして、経験を次に残せる形にする。
この順番でよいのだと思います。
GPTsは、AI活用を実務に近づける一歩
ChatGPTを使うだけでも、AIの便利さは実感できます。
しかし、GPTsを使うと、AIはさらに身近になります。
毎回説明しなくても、自分の目的に沿って答えてくれる。
自分の活動に合わせた相談相手になってくれる。
ブログや自治会のように、継続的な作業に使いやすくなる。
これは、AIを単なるお試しで終わらせず、日々の活動に組み込むための大きな一歩です。
73歳からAIを学び始めた私にとって、GPTsは難しい技術というより、経験を整理し、次の活動に生かすための道具です。
ブログを書く。
自治会資料を整える。
提案書を作る。
SNSに展開する。
学んだことを次の記事に残す。
こうした一つひとつの作業を、GPTsは支えてくれます。
AIは、若い人だけのものではありません。
むしろ、経験を持つ人ほど、AIに何を任せ、何を自分で判断するかを考えることができます。
GPTsは、その経験を使いやすくするための、新しい相棒なのだと思います。
まとめ
GPTsとは、目的に合わせて作る自分専用のChatGPTです。
普通のChatGPTが何でも相談できる総合窓口だとすれば、GPTsは役割を持った専門担当者です。
ブログでは、記事作成、構成、校正、読者目線の確認に使えます。
自治会では、資料作成、行事案内、予算説明、提案書づくりに使えます。
大切なのは、最初から完璧なGPTsを作ろうとしないことです。
小さく考え、使いながら育てていけばよいのです。
そして、AIの答えをそのまま使うのではなく、自分の経験と判断で仕上げること。
GPTsは、人間の代わりではありません。
人間の経験を、もう一度使いやすい形に整えてくれる道具です。
73歳からのAI挑戦において、GPTsは大きな可能性を持っています。
次回は、実際にGPTsを作る前に決めておくことを整理します。
ブログ用GPTs、自治会用GPTs、文章校正用GPTsを考える時に、どのような資料を用意し、どのような注意をすればよいのか。
初心者にも分かるように、一つずつ確認していきたいと思います。

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