ブログで収益を得る方法を調べていると、必ず「商品やサービスを紹介する」という話に行き着きます。
私もアフィリエイトについて学び始めたとき、最初に気になったのは、紹介料の金額ではありませんでした。
「使ったことのない商品を、良いものとして紹介してもよいのだろうか」
ということでした。
結論から言えば、私はこれから、自分が実際に使い、良かったと感じたものを中心に紹介していきたいと考えています。
これは単なる慎重論ではありません。
読者からの信頼を守りながら、ブログを長く続けていくための、私なりの基本方針です。
商品を紹介することに、少し抵抗があった
ブログに広告を掲載し、読者が商品を購入したり、サービスに申し込んだりすると、紹介者に報酬が入る。
これがアフィリエイトの基本的な仕組みです。
仕組みそのものは、決して悪いものではありません。
読者に役立つ商品を紹介し、その情報提供に対して報酬を得る。考え方としては、雑誌の商品紹介や、店員から受ける説明にも似ています。
しかし、実際に自分が紹介する側になると、話は少し違って見えました。
商品の説明ページを読んだだけで、
「これはおすすめです」
と書くことに、私は抵抗を感じたのです。
なぜなら、その商品の良い点だけでなく、使いにくい点や、初心者が迷いやすいところまでは、自分で使ってみなければ分からないからです。
「売れそうな商品」と「紹介したい商品」は違う
アフィリエイトの案件を見ていると、報酬額の高い商品や、人気のあるサービスが目に入ります。
なかには、一件の申込みで大きな報酬を得られるものもあります。
収益だけを考えれば、報酬の高い商品を優先して紹介したくなるかもしれません。
しかし、売れそうな商品と、自分が責任を持って紹介したい商品は、必ずしも同じではありません。
特に、私のブログを読んでくださる方のなかには、AIやWordPress、ブログ運営をこれから始めようとしている人もいると思います。
そのような方に対して、
「人気があるようです」
「多くの人が使っています」
「報酬が高いので紹介します」
という理由だけで商品を勧めることは、できるだけ避けたいと思っています。
私自身が初心者として迷い、つまずきながら進んできたからこそ、紹介する際には、実際の経験を添えたいのです。
自分で使ったからこそ書けることがある
実際に使った商品やサービスであれば、公式サイトに書かれている内容とは違う角度から説明できます。
たとえば、
- 申込みの途中で分かりにくかった場所
- 初期設定で迷った点
- パソコンが苦手でも使えたか
- どのような人に向いているか
- 期待していたほどではなかった部分
- 問い合わせをしたときの対応
- 継続して使う価値があるか
といったことです。
こうした情報は、商品の機能一覧だけでは分かりません。
使った人の経験には、広告文とは違う価値があります。
私がWordPressを始めたときも、操作方法だけでなく、
「どこで迷いやすいのか」
「画面が変わったらどうすればよいのか」
「初心者は何から始めればよいのか」
という説明が欲しいと何度も感じました。
商品紹介でも同じです。
単に良いところを並べるのではなく、初心者が実際に使う場面を想像して伝えることが大切だと思います。
良かったことだけでなく、合わなかった点も書く
自分が使って良かった商品を紹介する場合でも、良いことばかりを書くのは適切ではありません。
どのような商品にも、向いている人と、向いていない人がいます。
操作が簡単でも料金が高い場合があります。
機能が多くても、初心者には複雑に感じることがあります。
無料で始められても、本格的に使うには有料契約が必要になることもあります。
そのため私は、商品を紹介するときには、次のような情報もできるだけ書きたいと考えています。
良かった点
実際に使って便利だったことや、助かったことを具体的に書く。
気になった点
操作の難しさ、料金、設定の手間など、使っていて気づいたことを書く。
向いている人
どのような目的を持つ人に適しているのかを整理する。
向いていない人
すべての人に勧めるのではなく、別の選択肢がよい場合も伝える。
自分が使い続けている理由
最終的に、なぜ今も使っているのかを書く。
この形であれば、単なる宣伝ではなく、読者が判断するための材料になります。
紹介することよりも、読者自身が選べるようにすることが重要です。
「使って良かった」の基準を決めておく
ただし、自分が一度使ったからといって、すぐにおすすめできるとは限りません。
使い始めた直後は便利に感じても、しばらくすると使わなくなることがあります。
無料期間中は良くても、有料になった途端に負担を感じることもあります。
そのため、自分のなかで「良かったもの」の基準を持つことが必要です。
私の場合は、次のような基準で考えていきたいと思います。
- 自分が実際に利用したことがある
- 初心者にも説明できる程度まで理解している
- 料金に対して納得できる価値がある
- 良い点だけでなく注意点も伝えられる
- 家族や知人にも同じように紹介できる
- 紹介料がなくても、良いものだと思える
最後の基準は、特に大切です。
報酬が発生しなくても紹介したいと思えるか。
これを自分に問いかけることで、紹介する目的を見失いにくくなると思います。
すべてを自分で購入しなければならないのか
一方で、紹介する商品をすべて自分で購入し、長期間使わなければならないとなると、現実的には難しい場合もあります。
そのため、記事には情報の確かさを明示する必要があります。
たとえば、
- 自分で契約して使っている
- 無料版だけを試した
- 家族や知人が使っている
- 公式情報を調べて比較した
- まだ利用していないため、紹介ではなく情報整理にとどめる
という違いを、読者に分かるように書きます。
実際に使っていない商品について書くこと自体が、すべて間違いだとは思いません。
複数の商品を比較したり、制度やサービスの違いを解説したりする記事には、調査による情報も必要です。
ただし、その場合は、
「私自身が使っておすすめしている」
という書き方と、
「公式情報を基に比較している」
という書き方を混同しないことが大切です。
体験と調査を分けて書く。
これも、ブログの信頼性を守る基本だと思います。
ブログの収益より、読者との関係を優先する
ブログを収益につなげたいと考えることは、決して恥ずかしいことではありません。
記事を書くには時間がかかります。
画像を作り、WordPressに掲載し、内容を見直し、情報を更新する作業も必要です。
その労力に対して、収益が生まれる仕組みを持つことは、活動を続けるうえで意味があります。
しかし、収益を急ぐあまり、紹介する商品を増やしすぎると、記事の目的が変わってしまいます。
読者の役に立つ記事を書くのではなく、広告を見せるための記事になる危険があります。
読者は、想像以上に敏感です。
本当に役立てようとしている文章なのか。
商品を売ることだけが目的なのか。
文章全体から、その違いを感じ取ります。
一度失った信頼を取り戻すことは簡単ではありません。
だからこそ、目先の一件の報酬よりも、
「このブログなら信用して読める」
と思ってもらうことを優先したいのです。
私が紹介できそうなもの
これまで私が実際に使ってきたものを振り返ると、紹介できる候補はいくつかあります。
たとえば、
- ChatGPTなどのAIサービス
- WordPressの運営に必要なサービス
- レンタルサーバーやドメイン
- パソコンやスマートフォンの周辺機器
- ブログ作成に使うソフトやアプリ
- 書籍や学習教材
- シニアにも使いやすいデジタル機器
- 自治会活動や資料作成に役立つサービス
などです。
ただし、使ったことがあるからといって、すべてを紹介する必要はありません。
自分のブログのテーマに合っているか。
読者の困りごとを解決できるか。
紹介することで記事の理解が深まるか。
この三つを確認したうえで、必要な場所にだけ掲載していきたいと思います。
広告を先に決め、その広告に合わせて記事を書くのではなく、記事の内容に合うものだけを後から選ぶ。
これが、私にとって自然な順番です。
実体験は、シニアブログの強みになる
私は73歳になってから、AIやWordPressを本格的に学び始めました。
若い人のように、すぐに操作を理解できるわけではありません。
同じ画面を何度も見直し、何を押せばよいか分からず、途中で手が止まることもあります。
しかし、その経験は弱みだけではありません。
同じように、
「難しそうで始められない」
「申込みの途中で不安になる」
「専門用語が分からない」
と感じている人の気持ちが分かります。
だからこそ、
「私はここで迷いました」
「この設定には注意が必要です」
「この機能は便利でした」
「初心者には少し難しいと思います」
と、自分の言葉で伝えられます。
これは、専門家による機能解説とは異なる価値です。
初心者が初心者に近い目線で伝える。
そこに、このブログらしい商品紹介の形があるのではないかと思っています。
紹介するとは、読者の選択に責任を持つこと
商品を紹介したからといって、読者の購入結果すべてに責任を負えるわけではありません。
人によって、目的も予算も使い方も違います。
それでも、紹介する文章を書く以上、一定の責任は生まれます。
少なくとも、
- 誤解を招く表現を使わない
- 効果を大げさに書かない
- 費用や条件を分かる範囲で示す
- 広告であることを隠さない
- 情報が古くなっていないか確認する
- 自分の体験と一般情報を区別する
といった配慮は必要です。
アフィリエイトは、リンクを貼れば終わりではありません。
そのリンクを読者に案内する理由を、自分の言葉で説明できることが大切です。
まとめ|信頼を積み重ねる紹介をしたい
ブログで商品やサービスを紹介することは、読者に役立つ情報を届けながら、収益を得る一つの方法です。
しかし、何を紹介するかによって、ブログの印象は大きく変わります。
私はこれから、できる限り自分が実際に使い、良かったと思えるものを中心に紹介していきます。
そして、良い点だけではなく、迷った点や注意点も含めて伝えます。
報酬が高いから紹介するのではなく、読者にとって役立つから紹介する。
広告を見せるために記事を書くのではなく、記事を理解する助けとして広告を置く。
この順番を忘れないようにしたいと思います。
ブログの収益は、すぐには大きくならないかもしれません。
それでも、誠実な記事を一つずつ積み重ねていけば、読者との信頼は少しずつ育っていきます。
その信頼こそが、ブログを長く続けるための、最も大切な土台になるのだと思います。

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